2002/01/07      有効な戦闘の技術                                      前頁に戻る

 


    昨年の大晦日に行われた猪木軍団vsK1の格闘技戦だが 、K1最強を誇ったバンナが落ちこぼれのしがない中年のプロレスラーにギブアップ負けを喫し大チョンボを演じ K1のイメージを大いに失墜させてしまった。このイメージダウンはK1や空手などの立ち技系格闘技にはかりしれないダメージを与えることになるだろう。

    K1や空手はプライドのような総合格闘技ルールで戦えばとても勝ち目がないことは既に3年前に本ホームペー ジの「空手コラム」で予測しておいた。それがそのまま実証されたわけだが、これで立ち技系格闘技を習得しようとする人口は急激に減少することだろう。さらにK1関係者も色気を出してくだらない格闘技戦を組んだお返しとしてK1というドル箱の打出の小槌を失うはめになことだろう。

    1999/02/05  グレーシー柔術について  
    http://kiheitai.soc.or.jp/colum/k990205.html

    といって総合格闘技をめざす武道人口が増加するかといえば、それはないだろう。総合格闘技はスマートさを欠いてる。何となくダサいのだ。男同士が寝技が組み合ってる様はみっともいいものではない。汗臭くてしんどいばかりでやる気が起こらないのではないか。実際戦場であんなことやってはいられない。一対一の格闘技というルールでは通用しても現実のケンカの場面ではあり得ない戦いだ。

    こうなるとナイフ、日本刀、銃の実戦的な扱いを学ぶ方が武力を身につける最短の手っ取り早い方法ということになる。昨年のOB会で提案のあった軍事訓練ツアーへの参加はこれらの実戦的テクニックを身につける必要があることを一部のOB会員の諸君が痛感している証拠である。

    有事法制などを叫び出した日本政府の姿勢から日本が近い 将来、戦争に巻き込まれる可能性がいよいよ高くなって来ていることが推察される。「戦争は決して起こしてはならない」し、政府の国民を破滅に導く戦争への関与は断じてこれを許してはならない。これが我等「奇兵隊」の大前提であり、取るべき正しい姿勢である。しかし突発的な事態の進展で仕方なく戦争に巻き込まれてしまう最悪の場合も考えておく必要がある。その場合は女、子供、老人を護るべく男は前面に立って戦わざるを得ないのである。その時を想定して最低銃器の取り扱いぐらいは身につけておかねばならないのではないだろうか。