奇兵隊OB諸氏は30代半ばの働き盛りである。 しかし当然のことながら、みんなこれから年をとって行くのである。 残念ながらいつまでも若さは持続しないのである。
私自身を回想してみると、やはり30代半ばが体が一番動いたように思われる。 仕事も一番集中してよく出来たと思う。 これが40歳を越えると妙に体の疲れが取れにくくなり、何となく調子が悪くなる。 そして42歳という厄年を迎えるのである。 昔から厄年とはよく言ったものだ。 「男は42歳が要注意の歳であり、往々にして大病を被りやすい年齢」なのである。 悪くすると本当に大病を被ることになるから、この時期の健康には注意が必要だ。 こうして厄年を過ぎるとめっきり気力と体力が衰えてくるのである。 これが一般の成人男子のたどる体力の軌跡である。
現在、あなたはこう思っていないか。 「自分は30代でまだ若い。今は準備期間だ。40、50で大きな仕事をしよう。」 しかしこの考えは、現在の体力の状態がそのまま40、50代にもそのまま持続されていることを 前提にものを考えているのである。 これは大きな間違いである。 厄年を過ぎれば体は今のエネルギーの半分しか発揮できなくなることを知るべきだ。 50代ではなおさらだ。この年代になると病の心配までしなくてはならなくなるのだ。 年をとって事を成すことは大変だ。若い頃の数倍のエネルギーが必要になるのである。 このことを肝に銘じておいてほしい。
岡林君の提案にある、以下の考えは重要だ。
>自分自身、また、社会と戦い、打ち勝って自分を守る時代に入りました。 >戦いましょう。(戦闘ではありません。)
>自ら目標設定し、これを実行し、これを発表するという事です。
まさに現代はこの言葉通りの時代に入った。 もうみなさんにも残されたチャンスの時期はわずかしかない。 もし自分の人生で何か自分のオリジナルな仕事を残したいと願うなら、今日から始めるべきだ。 先に行けば行くほど難しくなる。今でもすでに遅すぎるくらいなのだから。
|