2001/10/09     真の国際貢献                                              前頁に戻る

 


    戦争が始まった。アメリカの当初の目的は軍事産業の在庫の一掃とアフガニスタンに傀儡政権を打ち建ててカスピ海の原油を安全に移送するパイプラインの利権を確保することにある。すべてブッシュのバックにいる軍事産業と国際石油資本の思わく通りに事が運ばれているわけである。だからこの戦争は長期に渡ることになるだろう。悪くすれば他のイスラム諸国も引き込んで大規模な中東戦争に発展することになるかもしれない。不況とリストラに喘いでいたアメリカの軍人と軍需産業はそれを望んでいることだろう。しかしアメリカの一般国民は踏んだり蹴ったりである。これから彼らにこの戦争のツケは重い税負担としてのしかかてくるのである。

    日本の出来ることは、米軍の尻に金魚のフンのようにくっついて自衛隊をアフガンに派遣することではない。そんなことをすれば世界の物笑いの種になるだけだ。日本のできること、またなすべきことはアフガンの餓死寸前の100万人の難民に緊急に食料援助をすることだ。日本政府は北朝鮮に米の援助が出来るくらいなら、それ以上にアフガン難民に彼らの主食となる食料を緊急輸送すべきである。小泉君、今日にでも国会決議してアフガンへの食料援助を決定しなさい。日本国民はみんな賛成しているよ。それが本当の国際貢献というものだからだ。国連など当てにしててはだめだよ。国連通してたら援助した食料が難民に行かず、どこに売り飛ばされてネコババされるか分かったものではない。国連とはそれほど信用できないものなのだ。直接パキスタン政府と交渉して緊急食料援助を行ないなさい。パキスタン政府が涙を流して喜ぶはずだ。