2001/09/12      同時テロ、その後の感想                                  前頁に戻る

 


    この度の同時テロに対するブッシュ大統領の緊急声明はどことなく淡々としていて予定通りの台詞を読んでいるように思われたのは私だけだろうか。予期せぬ突発的な異常事態にみまわれた一国の大統領として、当然あるべき取り乱した所作がまったく感じられなかったのはあまりにも不自然であった。やはり予定された事態であったのではないか。

    かつて日本のバブル崩壊の際に裁定取引(プログラム売買)という日本人には未知の取引手法を使って株の大暴落を演出し、莫大な利益を上げ日本を危機に追い込んだユダヤ系証券会社ソロモンブラザースの本店は今回のテロの対象となった世界貿易センタービルの中にあった。そしてビルの崩壊とともにその大金庫を消滅したと報道された。それを聞いて一瞬、「ざまあみろ」と思ったが、抜け目のない彼らのこと中味はとっくの昔に避難させていたに違いない。

    哀れなのは何にも知らない、知らされない航空機の乗客やビルの一般住人といったテロの犠牲となった被害者達であろう。