2001/09/09      公金横領                                            前頁に戻る

 


    外務省の一連の公金横領事件だが、外務省ぐるみの裏金事件に発展しそうだ。しかしこれはただ外務省だけの話ではないと思うのが自然だろう。どこの省庁でもこれと似通った裏金プールの話があるのではないか。本来取り締まりにあたる警察でさえ組織ぐるみの裏金プールの噂があるくらいなのだから。これでまともな捜査ができるのであろうか。

    小泉首相は「役人の綱紀が緩んでいる」とぼやいていたが、「緩んでる」どころではない。「腐っている」のである。役人(公務員)とは小心で保身に長けた人間の集団だ。民間の稼いだ税金に寄生して生きている国民の飼い犬である。自からリスクを負った人生を生きる勇気も気力もなく、群れてしか行動をとれない弱虫達だ。そのくせ親方日の丸をちらつかせ「官尊民卑」などと尊大な態度をとる。卑しいのはどっちだ。国民が汗水流して働いた税金で生活させてもらっているくせに、さらにそれを掠め盗ってネコババしようなんざ言語道断だ。

    小泉首相に申し上げる。役人の綱紀粛正は簡単である。彼らは小心と保身で生きている動物である。一人一人には主体性がなく、集団に帰属して「みんなで渡れば怖くない」式の生き方をしている人間達だ。こういう人間達には中国式の公金横領に対する罰則を適用すべきである。「即ち公金を横領するものは死刑」に処すればよいのだ。

    中国ではわずか100万円を横領した役人が死刑になった。これが見せしめとなって綱紀は大いに粛正されたという。日本でも公金横領は死刑になるよう法律を改正すればいいのだ。そしてさしずめ今回の四億数千万円を横領した外務省の課長補佐を最初の生贄として死刑に処すればよい。そうすれば役人は震え上がって公金横領も裏金プールも即なくなるはずである。