2001/08/06      小泉の痛みに欠けているもの                               前頁に戻る

 


   小泉の痛みに欠けているものは何か。
     それはお上(政府、官庁、公務員)自らが痛みから除外されていることだ。
     民間に痛みを強いるばかりでお上自身が一向に進んで痛みを受けようとしないその姿勢にある。
     お上は民に犠牲を強いる前に自ら範となって苦痛を享受すべきである。
     国が借金だらけなのはこれまでのお上の財政政策の失政である。
     銀行が不良債権だらけなのはお上の金融政策の誤りによるものだ。
     ならばその責任をとってまずはお上自らが緊縮財政を体現すべきなのである。
     具体的には政治家の給与三分の一カット、
     高級官僚の給与半分カット、
     一般公務員の給与三分の一カット、
     特殊法人社員の給与半分カット、
     準公務員である銀行員の給与半分カット
     以上の施策をすぐに実施すべきである。
     これが実行されれば民間もある程度納得して小泉のいう痛みに耐えるだろう。
     しかしこれなくして民間にだけ痛みを強いるばかりであるならば
     必ず日本中にテロの嵐が吹き荒れることになるだろう。