ゼネコンや大手流通業者の不良債権の実体とは何なのだろうか。それは何とバブル全盛期に対米投資に失敗した借金なのだ。バブル全盛期、円高と低金利でだぶついたゼネコンや大手流通業者の資金は米国に向かい、米国の高級ホテル、リゾート施設、ゴルフ場、コンドミニアムなど次々と買い漁った。しかしその後の米国の不動産価格の暴落と悪質な不動産業者の罠に嵌められ、これらがことごとく不良債権化してしまったのである。つまり米国にうまくおだてられ調子に乗って買い物をした結果丸裸にさせられたのがこの借金なのである。そのツケが回りまわって100万人が失職することになるのである。
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